「中学受験」は「子どもへの最大のプレゼント」
こう書かれていた記事を発見したとき、セレブとは程遠い一般的家庭の私たち家族が学費不安の中、強硬で挑戦した「中学受験」でしたが、「やってよかったんだ」と本当に報われた気がしました。

「中学受験」において、志望校を勝ち取ることももちろんながら、そこにいたるまでの過程で身に着けた習慣や、思うような結果が残せなかった経験も、子どもたちがその後に歩む人生で大きく役立つという考えがあるからです。
「中学受験」と「高校受験」の大きな違いは、
①合格のハードルが高いこと
②試験に合格できない場合が多くあること
そういう意味でも、合格の喜びも、思うように結果が出ない悔しさも知ることができる貴重な機会ということができます。
「中学受験」を「過酷」で終わらせるか、「有意義」に変えていけるか?
たとえ「中学受験」で全落ちしたとしても、志望校に向けて培ってきた学力とそれに費やした時間は、決しては無駄ではありません。
この場合、すぐあとにあくまでも子どもの気持ちを大事にした上で、親がしっかり子どもの頑張ったこと、成長したことを見つけて前向きな声かけをしていくと、子どものほうから「次の高校受験を頑張りたい」と自ら言ってくるかもしれません。
塾関係者によると、
「中学受験」で中堅校にあと少しで届く程度の学力があれば、公立トップ高校をめざすための土台(基礎)があると考えます。
というのは、学力上位層は「中学入試」で少なからず抜けるので、「高校入試」は残りの学力層での戦いになります。
もし「中学受験」が思うような結果でなくても、「落ちたこと」(過去)にではなく、「これからどうするか」(未来)に焦点を合わせていくことです。
「頑張ったあなたを誇りに思う」ということを態度や雰囲気で示し、心の傷を埋めていくのです。
親と一緒に挑戦した「中学受験」の記憶は、一生涯子どもの心に刻まれます。
大事なのは、親がダメと評価を下せば、その後子ども自身が「自分はダメな人間」と自信喪失となる可能性が高くなります。
ともかくほめること。 「中学受験」は通過点。
子どもが「中学受験」での失敗を引きずらず、いかにさらなる高みを目指すのか?
子どもの存在証明をどのように創っていくのか?
それらを仕掛けるのはその後の親の重要な役割です。
いずれにせよ、「中学受験」後は、親子でパワーをチャージしましょう!
親子で過ごす時間を増やしてみましょう!
親離れしてくる「中学受験」後には、そんな時間はぐっと減ってしまうので、ドライブへ行ったり、受験勉強で叶わなかった国内旅行やテーマパーク、海外旅行へ出かけるのもいいかもしれません。

「中学受験」で涙をのんだ子が、「大学受験」でその悔しさをバネにして志望大学に合格することはいくらでもあるのです。
「中学受験」入試経験者は、「高校受験」で初めて受験勉強をスタートした子どもたちより、「大学受験」の一般選抜はもちろん、共通テストの基礎学力の土台の出来が違ってきます。
また「中学受験」で得られた表現力や情報処理能力は、プレゼンテーションや小論文が重視される総合選抜・学校型選抜や一般選抜の総合問題などの教科横断型の形式の入試にも有利であると、東京のある大手塾では認識されています。
「大学受験」において、一般選抜で狙うことができない難関大学に、総合型選抜で挑戦することも可能です。
そのように志望する難関大学に合格する可能性がすこしでも高まるなら利用しない手はありません。
※出典:大学教授である西田浩史氏による執筆記事より
「中学受験」は「わが子への最高のプレゼント」
また「中学受験」は「わが子の未来への投資」と捉え、まずは初めの一歩を踏み出してみませんか?
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