中学受験 まずは志望校へ行ってみる (長男)

<長男の陶真が小4生のとき>

中学受験を決めるまで、オープンスクールの存在をまったく知らなかった私たちでしたが、知ったと同時に「こんないい機会を利用しないなんてもったいない」と、今の陶真が、少しでも興味がある学校合格の可能性がある学校を優先して、開催日を調べました。

各々の私立中高一貫校で開催されるオープンスクールの日程は、ある程度のまとまった地域の中で、ちらばりがありました。
このことは、学校間で、「小学生が色々な学校を見学できるように」と配慮がされているように感じました。

「オープンスクール参加」の良いところをあげてみると
①実際に自宅からの通学経路通学時間がわかる 
②先生や生徒、そして学校全体の雰囲気をみることができる 
③教室はもちろんのこと、食堂やその他の設備のようすがわかる
④わが子が直感的にその学校をどう思ったかがわかる
⑤親である私たちが直感的通わせたいと思ったかがわかる

6月は、「共学の中堅校の中でもトップクラスの1校」へ行きました。運動系でも有名校で、広いグランドがあり、ほとんどの生徒がきちんとあいさつができていました。

8月には、6月のところと大差ない「共学の中堅校の1校」へ行きました。ここも伝統校と呼ぶにふさわしい雰囲気が漂っていました。
9月には、「共学の中堅校の中間層の中の1校」で、エレベーターなどの設備が整い、生徒は華やかな感じで、良家の方々が多い印象でした。

ただ、3校ともに通学時間が1時間以上かかるので、今の陶真には、荷が重い通学時間に感じました。

とはいえ、オープンスクールで、校内の雰囲気を実際に体感することで、「ここに行きたい」と思える学校との出会いがあるかもしれません。

どの学校にも、小学生を伴った保護者がおおぜい参加していて、その誰もが熱心でした。
わが子を切に思う親の気持ちというのは「わが子と一丸となって中学受験へ向かう」というかたちであったとしても、胸を張って示していけるものだということを知りました。
たとえば少年野球の試合のなかで、わが子が「バッターボックス」に立ったとき、いつのまにか声を張り上げ応援するのと同じくらいに、

どんなかたちであれ、わが子に「この親の思い」が伝わる日が、かならず来ることを。

とはいえ、そのときの陶真のようすは、私からすると「まだまだ」で、相変わらずの「お子ちゃまぶり」を発揮していましたが。(笑)


<兄が小5生のとき>

小5生の4月、陶真は「私立中高一貫校」だけではなく、「国公立中高一貫校」も視野にいれることにしていて、比較的近くにある「偏差値がかなり高めの公立一貫校」へ塾からの見学ツアーに参加しました。

9月には、その国公立中高一貫校の文化祭があり、その時期に話題の学校であったこともあり、多くの小学生が来ていて、多くの注目を集めていました。
国公立中高一貫校」ということもあり、設備面では「私立中高一貫校」と比べると、「それなりの充実度」といった印象でした。
陶真はそこでも学校名入りの文具を手に入れていました。
それらのことが「受験へ向かう気持ち」へとつながってくれればという思いがありました。

9月の下旬に、「地元でいちばん人気のある名門の難関校」の文化祭がありました。
特にママたちのあいだで人気の「男子校」で、特徴的な制服を着たわが子の凛々しい将来の姿を思い浮かべながら、中学受験に向かうわが子をけんめいに支えるママたちが多くいました。
設備も充実していて、生徒は医学系の家柄の方が多いということで、お金持ちの息子さんが通うにふさわしい印象でした。直感的に、成績もさることながら、わが子には無理だろうなと感じました。

10月には、「比較的入りやすいといわれている中堅校」の文化祭へ行きました。
ここも「男子校」で、運動系では今も名門校の一角で、こちらはどちらかというと、スポーツ好きのお父さんたちに人気があるようでした。
ここでは、先生方からも上級生からも「面倒見の良さ」を感じ、「大学受験」のときには、それがとても有利にはたらくように思いました。
ただ、ここの熱量の高さに、陶真が気おくれしていたようだったのが、唯一気になったことでした。

この3校は、ほぼ1時間くらいで通えるところにあり、1年後の陶真であれば、じゅうぶん通える気がしました。


<いよいよ受験の小6生のとき>

ごくふつうの家庭の私たちとしては、やはり経済的に助かる「国公立中高一貫校」へ行ってくれるのを期待していたので、第2志望校候補としての「私立中高一貫校」を探しているところでした。

中学受験が現実味を帯びてきた小6生の5月、去年の10月の文化祭へ参加した「男子校」の説明会へ行きました。

ここを第2志望候補にあげたのは
1)通学時間が比較して短いこと
2)先生の面倒見の良さを感じたこと
3)合格できる可能性を期待できたこと

もう一度訪れ説明を聞くと、やはりここは陶真にとって「通うべき志望校候補」の1校でした。私たちにとっては…。

6月には、陶真の今の成績に基づいて、塾から勧められた学校のオープンスクールへ行くことになりました。
ここも「共学の比較的入りやすい中堅校の1校」といわれていました。
いかにも私立中高一貫校といった「たたずまい」があり、そして先生と生徒の距離が近い感じがしました。
一見すると、おっとりとした感じの生徒が多いようで、先生は、それらの生徒に適切な判断をもって、それぞれに、ていねいに指導されているようすがうかがえました。

夫が「ここの学校、プレテストやってるぞ。受けてみたらどうや?」「来るのも近いしな」といったのは、入学してから始まる通学にかかる陶真への負担を、何よりも誰よりも心配していたからでした。

できれば模試やテストを避けて通りたい陶真が、ここのプレテスト受験を、すんなりと受け入れたということは、この学校が今の陶真にあってるのかも?

10月から11月にかけて、2校のプレテスト懇談会へ行ったのを最後に、12月は、いよいよ「どの学校を受験するか」を決める段階となりました。

私たちにとっては、残念ながら「観光地」のようでしかなかった灘校の文化祭を皮切りに、6つの「私立中高一貫校」と1つの「公立中高一貫校」を見に行くことができました。
それぞれの違いを直接感じることで、陶真にとっての最善の学校が見つかる「最良の手段」となりました。

どうあれ、あともう少し!気を抜かず走り抜こう!

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