次男の私立一貫校[高3]⦅中学受験~⦆

【いよいよ大学受験に向けて】

2022年の文科省による統計調査では、同学年約112万人のうち、大学入学者は約64万人、国公立大学入学者は約9万人。
夫が言うように、現役国公立大学への合格を目指す場合、同学年大学受験者全体のおよそ上位14%の中へ入る必要がありました。(浪人生を含むともう少し狭き門となります)


涼佑私立中高一貫校などでは】

涼佑私立中高一貫校では、高3生の1年間をかけて、大学受験に向けて、それぞれ個々の志望大学対策を行っていく日程となっていました。

実践的には、校内外模試大学受験まで毎月数回あり、各自が志望する大学に応じ、希望で選択しての受験でした。

涼佑のところも含め、私立中高一貫校(難関校、中堅校に限らず)では、多数の指定校推薦の私立大学や、国公立大学の推薦枠への受験も積極的にすすめていました。
早い段階から涼佑たちへの将来に対する意識を高め、それに向けての大学合格への指導が充実していると感じました。

涼佑の同級生の中には、もとより関東の私立大学志望であったり、医学系大学であれば私立大学でさえ厭わないという保護者が多数派でした。

そういったことからも公立中・公立高ではなく私立中高一貫校のほうが、大学受験する場合には、格段に有利だと感じました。



【高3の涼佑】

4月―国内学習旅行
5月―共通テスト模試
6月―文化祭、国公立大別記述模試、3者面談

3者面談では―
昨年の高2生の冬の面談で、私たち家族の希望を話してから、およそ半年後に行われた面談でした。
まず、涼佑の得意教科と不得意教科、両方の教科への大学受験までの今後の取り組み方への指導を受けました。

そしてこの日は、ようやく受験勉強することへのスイッチが入った涼佑の、私たち家族の悲願ともいえる現役での国公立大学合格をめざしての、志望大学を決める日となっていました。

高2生から引き続き涼佑の担任を持たれている先生から、涼佑合格の可能性の高い大学の提示を受け、とりあえずそれが国公立大学であったことに、私たちはホッとしました。

この半年間のあいだの涼佑は、夫と私が見る限り、家で机に向かう姿はほとんどありませんでしたが、学校では、休日返上で毎日の放課後学校に残り、同級生たちと受験勉強の日々を過ごしていたようでした。

夫の日課となっていた涼佑のお迎えの時間が毎日遅かったのは、このためでした。
「何でこんなに帰るのが遅いんや。いったい何をしてんねん!」という夫に、
「そりゃ、受験勉強してるんやろうな」と返す私でしたが、
本当にその成果があらわれていたことに、あらためて涼佑を見直すことになりました。


もはや涼佑の通う私立中高一貫校は、パワースポットであるかのようでした。
そこでは生徒たちと先生方、そして学校全体が、大学合格という唯一つの目標に向かい、励まし合い、高め合い、一体となっていました。
そこにいるそれぞれが、誰かに促されたわけでもなく、自分たちの意志のもとに…。
それは衰えることがなく、より大きなうねりとなって…。

私立中高一貫校は、生徒に本気のスイッチが入ったなら、いつでも受け入れ可能な懐の深い、柔軟で、充実した指導が受けられるところでした。


7月―終業式、模試、勉強合宿
8月―共通テスト模試、国公立大別記述模試、全国有名私大国公立大別模試
9月―国公立大別記述模試
10月―体育祭、国公立大別記述模試、共通テスト模試
11月―防大・防医大一次入試、共通テスト模試
12月―防大・防医大二次入試、関関同立大模試、最後の3者面談、年末特別講座

最後の3者面談では―
6月の3者面談から半年後、この日は最後の志望受験する大学の最終確認の日でした。
涼佑たちは、この半年間にこれでもかというくらいの模試を受けていました。
模試は、自分の立ち位置を客観的に知ることができる良い機会となっていました。
(そのため半ば必須科目のような位置づけだったことが、保護者にとっては助けられました)

それらの成績と、各教科担当の先生からの判断も含めた上での、最終的な判断が下されました。
その結果涼佑は、半年前に提示を受けた国公立大学よりも若干難易度が上がるところを受験することになりました。

共通テストを受験したのち、
私立大学2校(うち1校は共通テスト利用)、国公立大学前期、国公立大学後期の計4校を
受験することとなりました。

担任の先生が私立大学を決めるとき「その(私立大学通らんかったら、国公立も厳しいから、そこ受けたら?」と言ったとき、
涼佑も「確かにそうですね」と言って、すんなり私立大学が決まりました。
その場にいた夫と私にはすぐには理解しづらい話の中に、涼佑と先生のあいだの良い信頼関係を感じていました。

入学した当初から、私立中高一貫校の先生方が、涼佑たちの中に宿る自分自身への信頼を呼び覚まし、常にそれを鼓舞し続ける存在でいてくれたことに感謝しかありませんでした。


1月―年始特別講座、共通テスト
2月―私立大学入試私立大学合格発表国公立大学前期入試
3月―卒業式、国公立大学前期合格発表国公立大学中期後期入試国公立大学中期後期合格発表、だるま目入れ式



【私立中高一貫校がラクトクで大学を目指せる3つの理由】

⑴ー涼佑たちの6年間の学校生活のあいだに蓄積された、それぞれの成績、生活態度、性格を含めた長所短所などを基にしての大学合格をめざす指導が中高を通じ申し送りできること

⑵ー高3生のほとんどが大学進学に向かうため、学校全体で大学受験のための最新情報の開示と共有がなされていること

⑶ー実際に超難関大学に通う先輩たちが定期的に訪れ、彼らから直接学習指導を受けたり、大学生活についての話を聞くことができ、臨場感を保てること

私立中高一貫校に通う涼佑たちは、それらを通して自然な流れで、大学受験へと気持ちが向かい、意欲が高まっていくのではないかと感じました。

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