【やっとひとつ教育ローンが完済に】
涼佑の毎月の教育費だけで精いっぱいの経済状態だった私たちは、わずかな金額ですら貯蓄できないでいたので、涼佑の高校入学時の入学金、諸費用、設備関連費などのために教育ローンを利用していました。
その際の教育ローンの数十万円がやっと先月完済となりました。
陶真同様、涼佑にもできるだけ「経済的な負担を強いないように」という夫の考えでした。
私も夫と同じように、できれば私たちで大学卒業までの学費を捻出するんだという気持ちが強くありましたし、今もその気持ちが変わりはありませんでした。
必ずしも愛情イコールお金ではありませんが、わが子たちのために、できる範囲で金銭を惜しむことなく費やすことで、わが子たちが得られるものは、確実に増すに違いないはずでした。

【両親に感謝を込めて】
これまで以上に、年を重ねるごとに両親のことを思い返すことが多くなりました。
母が亡くなった当時高校生だった私は、自分のことでいっぱいいっぱいで、母から受けた愛情の深さをわずかでさえ埋める余裕がありませんでした。
父が亡くなった27歳だった私は、父を頼ることしかできず、父から受けた母の分をあわせた2人分の愛情の広さにほんの少しでさえ報いることができずにいました。
「親孝行したいときには親はなし」
「後悔先に立たず」
まるで、これらは私だけに向けられた言葉のように感じました。
献身的といえるくらいに愛情をもって私を育ててくれた両親に対し、
今の私ができることはなんだろう?
そう考えたとき、
両親から感じた、人として深い愛情を持って接することの大切さをわが子たちに伝えていくこと。
これだけでした。
このあともずっと唯一私にできることは、本当にこれだけだと感じました。
私の思いがわが子たちにどれだけ伝わっているのか?
今はまったくそれがわからないままでいました。
でもいつか、
私がそう思えたように、その思いを込めて接してきたわが子たちなら、いつか必ずそのことに気づいてくれると信じています。
【わが子たちの私立中学への進学】
わが子たち2人を私立中学へ進学させることにしたのは、私たち家族にとって最大限の環境を与えたいという思いからでした。
成績が上がり、少しでも良い大学へ進学できたなら、それが最良の結果ですが、たとえそうはならなくても、育つ環境の影響は将来とても大きくなると、実感することになりました。
特に、私立中学を卒業したわが子たちを目の当たりにしている現在では…。
あくまで私の主観でもあり、言葉での表現はむずかしいですが、近い表現をするとしたら私立中学は、
わが子たちが自己肯定感(self-respect)を身につけるすべを育てられるところ
といえるかもしれません。
何度もいいますが、これは私の感じ方ではありますが、
私立中学のほうが、豊富な経験を与えようとする行事などにより、情緒や自己肯定感が育ちやすい環境にあると感じました。
そしてそれは、成績が上がることよりも、これからのわが子の将来においてより大事なことに思えました。
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