赤ちゃんのころから「自分軸を持っている子」
【性格について】
次男の涼佑の小さい頃は、とてもよく笑う、いわゆる「笑い上戸」で、笑い出すと止まらなくなり、そのようすは「おなかの底から笑っている」という表現がぴったりでした。
兄のときに頭を悩ませた「母乳からミルクへ切り替える」とき、涼佑は、私の気持ちを察したかのように、難なく移行することができました。
涼佑が2才になる前の暖かくなる時期にむかい「オムツトレーニング」を始めることにしました。
するとわずか2週間で、トイレでおしっこができるようになり、とても早くオムツをはずすことができました。
幼稚園に通っていたころ、年長さんの担任の先生に、懇談のとき「どうやって育てたら涼佑くんみたいに育つんですか?」と不思議がられるくらい、何でもそつなくこなせる幼稚園児でした。
小学校に入ってからの懇談も、「涼佑くんは何も問題はありません」と、ものの5分もかからず、あっけなく終わることがほとんどでした。
このころから、天才とはいえないまでも、ほかの子と違う何かを、涼佑は持って生まれたのではないかと感じていました。運が良いことに。
兄の陶真とは、ほとんどケンカになることもなく、なったとしても口げんか程度で、そのあとすぐに仲直りして一緒に遊んでいました。
お友だちともワイワイ楽しく、なおかつ、ほど良いさじ加減でリーダーシップも取りながら、仲良く遊ぶことができていました。
それぞれの行動をみると、衝動で動いているように見えますが、内面では落ち着いていて、感情的ではなく、頭で考えて行動できてるようでした。
【身体について】
兄と同じく、どちらかというと健康で、たまにインフルエンザにかかって小学校を休むくらいでした。
ただ、慎重な兄よりはケガをすることが多かったかもしれません。
【お勉強について】
涼佑が幼稚園の年中さんだったころのできごとが、今でもずっと頭に残っています。
それは、リビングの机の上に置いていた白い紙に、突然、10桁はあるだろう数字を2段に書いて、たし算のひっ算をやり始めたことでした。
例えば…
2654987612……
+ 3562170956……
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇……
のように、家族の誰に教わるでもなく、自分で問題を作り、自分で解くという、まさしく自問自答をしていました。
まるで絵でも描くかのように、そして楽しく数字と遊んでいるかのように…。
答えも見事に正解していたことに「りょうちゃんすごいな!天才ちゃうん!」という私を気にもかけていないようすで、黙々とそれを繰りかえしていました。
小学校では、算数はいつも良い成績で、その他の教科は、普通もしくはそれ以上といったところでしたが…。
これまでの涼佑は、本当に「手が掛からない子」そのものでした。
育っている環境と、生まれ持った素質とが上手く相まって、今の涼佑となっているようでした。
小4生から涼佑の中学受験が始まることになりますが、今度は涼佑が主役となって、兄の陶真とはまた違った、私たち家族が成長できる経験となることを願っていました。
もうすでに「中学受験」それは、私の背筋を一瞬でピンと伸ばしてくれる、私にとっての不可欠な栄養源のようなものになろうとしていました。
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