中3生になった6月のある日、陶真が別の高校への進学を希望していることを夫と私は、突然本人から聞かされることになりました。 陶真は、自分で描き出した将来の夢や未来の姿を、自分なりに形にしようとしていました。 その高校は関東 […]
中2生になった陶真は、気が合う同級生同士のグループで、学校でも放課後でも、そして休日でも、行動を共にする機会が増えていきました。 そのグループの中には、おじいさんがいくつかの山を持つ地主の岡沢くん、比較的似通っている環境 […]
私立中高一貫校は、入学式を待つことなく、合格発表の日からすでに始動していました。校長先生から合格通知書を手渡されるという、公立中学出身の私にとって考えられない手厚さに驚くと同時に、その時の誇らしげな陶真を見て、目頭が熱く […]